ELシリーズ

ELシリーズはハイエンド向けの USB プロテクトドングルです。高度なセキュリティを実現するため、ドングル内部で実行するプログラムはユーザが作成します。ELシリーズドングルは、ユーザが作成するプログラムを実行する環境/基盤を提供します。

ELシリーズは、すぐに使えるプロテクト機能は搭載していません。ユーザ自身がプロテクト機能を実装するための環境 を提供します。ユーザはアプリケーションプログラムをプロテクトする前に、ELドングル内部で実行されるプログラムを作成します。EL ドングルには複数のプログラムを保存可能です。EL内のプログラムは、コンピュータ側から API 経由で呼び出すことができます。

ELドングル内部で実行されるプログラムは、カードOS( ドングル内部のOS)のシステム関数や C のライブラリ関数を呼び出すことで、各種演算、ファイル操作、暗号処理を行い、結果を返すことができます。コンピュータ側からは引数を与えて ELドングル内部のプログラムを呼び出し、EL内部の処理結果を受け取ることができます。

ELドングル用のプログラムを作成しなければ ドングルとして機能しませんので、入手後、すぐにプロテクト目的に使い始めることができるわけではありません。使い始める前に、時間をかけてプロテクト機能を作り込まなければなりません。一度、開発してしまえば自社独自の機能を盛り込んだプロテクトが可能になります。例えば、医療分野 (Carestream フィルムプリント) などのようにある程度の規模のアプリに組み込んで使うことで非常に強力で効果的な応用が期待できます。

Matrix API互換 SDK

ELドングルを直ぐにプロテクト目的でご利用いただけるよう、事前に専用プログラムを保存した EL ドングルを用意しました。この ELドングルを操作するコンピュータ側のプログラムも付属します。この SDK を使うと、コンピュータ側の アプリケーションは、ELドングルを Matrix ドングル API で操作できるようになります。

Matrix互換 ELドングル入手後すぐに ELドングルをアプリケーションのプロテクトに利用できるようになります。

ハードウェア

ELはスマートカード(ICカード)を心臓部に使用しています。このスマートカード(ICカードの表面に張られている小さい金色のチップのようなもの)には演算処理(CPU)、メモリ(RAM)、ストレージ領域(EEPROM)が内蔵されています。複数の半導体チップで構成されているハードウェアと比べ耐攻撃性に優れています。

ELドングル は HID モードで動作するため OS のドライバによって自動認識されます。リアルタイムクロック内臓した機種やUSBメモリを搭載した機種が用意されています...特徴/仕様

マイナンバー制度への対応での利用

アプリケーションプログラムだけでプログラムを暗号化するには、プログラムが鍵を持たなければなりません。 しかし、鍵はプログラム解析によって第三者に見つかってしまう可能性があります。ELドングルはドングル内部に 鍵を持ち、その鍵でドングル内部で暗号処理を行い、結果だけを返します。ドングル内部の鍵は取り出すことが できません。

個人情報を本人の同意がなければ取り出せないようにする方法として、個人ごとに ドングルを保有して 個人ドングルで情報を暗号化して保存することが考えられます。本人からドングルの提示がなければ 情報は復号化できません。

対応 OS

ELドングルは、Windows/OSX/Linux に対応します。EL Genjiは、Windows / Linux OS を搭載したウルトラブックでの利用にも適しています。

各種グリーン規制準拠

ELドングルは REACH, ROHS, WEE 準拠しています(SGSによって認証されています)