16ビット、32ビット、どちらのタイプのプログラムでもMatrixを利用できます。 Windows NT/2000/XP で実行される16ビットプログラムも問題なく作動します。
下記ダイアグラムは、16/32bitプログラムが各OS上で利用するソフトウェアコンポーネントの関連を示しています。
16bit DLL / 32bit DLL = Matrix APIを含むDLL WinNT/2000等の16ビットプログラムは16ビットAPIを呼び出しますが、裏で自動的に32ビットAPIへ 変換が行われます。 |
次にインストールするドライブを指定する画面が現れます。既定ではCドライブにインストールされますが、他のドライブも指定できます。
OKを選択するとインストールが開始します。
インストールが完了すると、ユーティリティプログラムやドキュメントファイルがまとめられた プログラムフォルダ (「スタート」−「プログラム」−「Matrix」) が表示されます。
ファイルダ内のプログラム、ヘルプ、ドキュメントファイルは以下の通りです。
Matrix 16-bit Matrix 32-bit |
4章で説明されているMATRIX設定のための 付属ユーティリティプログラム MxPrg |
Matrix-Crypt 32-bit Matrix-Crypt Help |
6章で説明されている自動プロテクトユーティリティ MxCrypt とヘルプファイル |
Matrix-Check | LPT/USBポートのチェックや接続されているMatrixの情報を 表示するユーティリティ |
Matrix Module Update Matrix Module Update Help |
7章で説明されている Matrix 更新ユーティリティとヘルプファイル |
Order(English) | 注文書(英語) |
User's Manual(English) | ユーザマニュアル(英語) |
インストール開始時に指定したインストール先フォルダには、 下図のようなフォルダが作成されます。
( フォルダ構造は変更されるかもしれません ) |
各フォルダに含まれるファイルは次の通りです
API | API関数を含んだDLLと、API関数を利用するためのヘッダファイルとライブラリファイル |
DOC | PDFのユーザマニュアル(英文) |
DRV | Windows9.x と NT/2000/XP のドライバファイル |
NT_DRV | WindowsNT/2000ドライバのインストールプログラム |
MXNET | MxNetサーバプログラム |
PROG | Matrix設定プログラム、Mx-Cryptプログラム |
SAMPLE | サンプルファイル |
UTIL | ユーティリティプログラム |
インストーラは API関数を含むDLL( matrix16.dll & matrix32.dll ) と Windows9xドライバ(ioport.vxd)を Windowsのシステムディレクトリにコピーします。
USBキーがHIDモードに設定されていると、付属の専用ドライバのインストールは不要になります。
ここまでの作業で、インストールした開発者PCで Matrix を接続してユーティリティプログラムの実行や、アプリケーションプログラムから MATRIX APIの発行ができるようになります。
Matrix16.dll | 16ビットAPI関数を含むDLL ( 16ビットプログラム用) |
Matrix32.dll | 32ビットAPI関数を含むDLL (32ビットプログラム用) |
Matrix.ini | MatrixXX.dll の設定ファイル |
Iwport.vxd | Windows 95/98/ME用LPTドライバ |
Iwport.sys | Windows NT/2000/XP用LPTドライバ |
Drv_inst | Windows NT/2000/XP用LPTドライバのインストールプログラム |
Iwusb.sys | Windows用USBドライバ |
Iwsub.inf | Windows用USBドライバINFファイル |
Mxnet32.exe | MxNetサーバプログラム |
Mxcheck.exe | 必要なドライバやMatrixを確認するためのユーティリティ |
USBキーをWindows2000/XPでご利用の場合、必ず AccessLPT=OFFを指定した INIファイルをご利用ください。
Init_MatrixAPI() 内部では LPTドライバを検索するため、USBキーだけを利用していてLPTドライバをインストールしていない場合、 Init_MatrixAPI()は戻り値としてエラー -21 を返します。戻り値-21はWindows98では無視しても問題はありませんが、 Windows2000/XPではシステムのログにエラーが書き込まれるため、Init_MatrixAPIが呼び出される度にログの追加が発生してしまいます。
例:
[LPT-PORT]
AccessLPT=ON
DirectAccess=OFF
AccessTime=10
[USB-PORT]
AccessUSB=ON
Windows NT/2000/XPのLPT SYSドライバは /winnt/system32/driversにインストールしてください。 Windows NT/2000/XPのドライバは添付プログラムDrv_inst.exe でインストールできます。 Windows NT/2000/XPでLPTタイプのMATRIXを利用する場合、手動コピーよりDrv_inst.exeを利用する方が、 ドライバのインストールは確実に行えます。なお、Drv_instを実行するにはアドミニストレータ権限が必要です。
USBタイプをWindowsで利用するには、iwusb.sys とiwusb.infが必要です。Windowsがドライバの指定をするように 求めてきたら inf ファイルのあるフォルダを指定してください。HIDモードでは専用ドライバは不要です。
【注意】 MxNet32/MxCheckも起動パスのあるフォルダに置いてください。